11月2日 広い草地を歩きながら遠くを眺めると、ギザギザした山容の両神山がはっきりと見えます。 ふと草地を見ると キタキチョウ が何かにつかまつています。近づいて確認すると自分の蛹の抜け殻です。きっと、この キタキチョウ は羽化したばかりで、翅が伸びるのを待っているのでしょう。そのままそっとして、再び草地を歩きました。

11月2日 晴れたり曇ったりの天気です。 今日は広い草地をゆっくりと、ほんとにゆっくりと歩きました。暑くもなく寒くもなくとても気持ちが良いです。草地の周りは、秋の景色となりとても静かです。草地の入り口に戻ってきたところに ウラナミシジミ が居ました。

10月29日 今ここでは、道路橋の橋脚の耐震補強の準備中で、林の木も伐採しています。 その中にはススキの小さな群落もありましたが、重機でつぶされてしまいました。多分、このススキ群落でクロコノマチョウが毎年発生していたと考えられます。この工事も来年の6月末までの予定です。林の中の静かな道もトラックや重機の通り道として、周辺の下草も刈られ環境が変化してしまいそうです。 でも、その工事現場の近くに ムラサキツバメ が居ました。

2025.6.1 いつもの林の中の太陽が差し込む狭い広場のようなところで、クロヒカゲのような蝶を見つけました。しかし、裏翅は明るくクロヒカゲではありません。高さ2m位の葉に止まったり、飛んだりして、翅を閉じると イチモンジチョウ のようです。 このような表翅の白斑が見えない イチモンジチョウ は初めてです。

(このイチモンジチョウについて、「月刊むし」 No.657 2025年11月号に掲載していただきました。)