8月6日 一人で蝶を探しながら歩くと、舗装された林道が終わり続く砂利道をさらに登り続けました。ゲートに突き当たったので引き返した途中の砂利道で、ジャノメチョウかクロヒカゲのような蝶が居ました。ファインダーを覗くと クロヒカゲモドキ でした。この クロヒカゲモドキ を夢中で撮っていると、50~60m上部で石が落ちる鈍い音がしました。更に2個目、3個目と落ちる音が聞こえます。風も強くないのに落石があるとは何か変だなと思いました。4個目の石は、30m位の場所に落ちたので、斜面を見るとクマが居ました。クマは小さかったので、親クマも近くに居ると思い、撮影は止め、ゆっくりと下山しました。幸い親クマは居ないようだったので安心しました。下山しながら思い出すと、登りの時この開けた場所は草がたくさん生えていて、蝶は居ないかと立ち止まって眺めた場所でした。その時、近くで木を折るような音がしたので、人が作業していると思いました。従って、ゲートからUターンした約30分位の間、クマがここに居たことになります。リックにクマ除けの鈴を付けていましたが、撮影時は鳴らないためクマも安心して出て来たのかも知れません。そして、この草地はクマが食糧を得る場所だったのかもしれません。